相手の話に否定から入ると会話が長続きしない

誰しも自分の意見は間違っていると分かっていても、自分の意見を受け入れて欲しいと思うものです。

これは人間の性であり、たとえ間違っていても自分の意見を真っ向から否定されると相手の意見がどんなに正論でも話を聞きたくなくなってしまいます。

私の場合だと仕事で職場の先輩に発注をかける前には必ずリストの隅から隅までよく見て発注材料と個数に間違えがないか確認してから発注をしろと言われていました。

最初は守っていたのですが次第にめんどうになり軽く目を通して大体で発注をかけていました。

すると発注ミスが発生し、その時先輩に「だからちゃんと隅から隅まで確認しろって言っただろ?そんなんだからミスるんだよ」と怒られてしまいました。

確かにその通りなのですがムッときた私は先輩の言う通りにはしたくないと思い後日また発注ミスをしてしまいました。

正論だけではこのような事が実際に起こってしまいます。

これは仕事に限った事ではなく会話でも同じです。

例え相手の自慢話でも「そんなの全然すごくない、普通だよ」と否定から入っていたら相手の話す気力が削がれて会話は長続きしません。

かといって嘘をついて褒めてもボロがでて褒めているつもりでも「本当にそう思ってる?」と不信に思われこれも長くは持ちません。

ではどうしたらいいかというと「へーそれができたって事はちゃんと努力したんだね」などの労いの言葉をかけてあげましょう。

労いの言葉をもらって嫌な人はいません。しかも労いの言葉はこっちが勝手に思っている事を話すので相手が人の心が読める超能力者でもない限り噓だと思われることがないです。

こうして労いの言葉をかける事により余程、肯定してほしい気持ちが溜まっている人でなければ10分程度相槌を打ちながら聞いているだけで自慢話は収まってきます。あとは好意の返報性により相手が話を聞こうとしてくれるので自分の好きな話をしても相手もちゃんと嫌がらずに聞いてくれます。これにより会話は長続きします。気づけば会話を初めて1時間経過してた!なんてことになるかもしれません。